2022年10月12日、青森市の顧問先企業様からのご依頼により、青森シティ法律事務所の代表弁護士・木村哲也が社内研修の講師を務めました。
「ハラスメントリスク対策・予防セミナー」と題し、近年トラブルが増加しているハラスメントの問題について、お話しさせていただきました。


近年では、労働者の権利意識の高まりもあり、ハラスメントを巡るトラブルが増加しているように見受けられます。
そのため、ハラスメントとは何かということをよく理解し、言動には十分に注意を払っていかなければなりません。
また、通常の業務上の注意・指導であるにもかかわらず、ハラスメントであると騒いでトラブルを引き起こす労働者なども存在し、企業にとっては難しい時代となっております。

講演では、ハラスメントとは何か、ハラスメントか否かの判断基準、ハラスメント発生時の法的責任、ハラスメント発生時の調査と対応、ハラスメントの再発防止措置、ハラスメントの問題がトラブルに発展した場合の対応、ハラスメントに関する裁判例・解決事例、ハラスメントの損害賠償金の相場、ハラスメントの予防策について、ご説明させていただきました。
ハラスメントの予防策については、近年、様々な法改正があったところ、最新の情報を共有しながらご説明させていただくとともに、ハラスメントではないのにハラスメントと騒ぐ社員への対策も解説させていただきました。

【講演内容】
1 ハラスメントとは
(1)パワーハラスメント(パワハラ)
(2)セクシャルハラスメント(セクハラ)
(3)マタニティハラスメント(マタハラ)
(4)その他のハラスメント
(5)ハラスメントの判断基準
(6)ハラスメントの法的責任
2 ハラスメントの対処法
(1)苦情・相談の発生とヒアリング
(2)ハラスメントの事実が認められなかった場合の対応
(3)ハラスメントの事実が認められた場合の対応
(4)ハラスメントの再発防止措置
(5)ハラスメント問題がトラブルに発展した場合の対応
(6)ハラスメントに関する裁判例
(7)ハラスメント事案の解決事例
(8)ハラスメントの損害賠償金の相場
3 ハラスメントの予防策
(1)就業規則の服務規律
(2)就業規則の懲戒規定
(3)社内研修の実施
(4)相談窓口の設置
(5)社内アンケートの実施
(6)ハラスメントを防止するための法制度
(7)何でもハラスメントと騒ぐ社員への対策