労災事故の状況

依頼者は、クレーンの玉掛け作業中、ワイヤーに左手の人差し指を挟まれ、第1関節を切断する労働災害(労災)の被害に遭いました。
事故の原因は、オペレーターがクレーンを合図なしで動かしたことでした。
労災保険では、後遺障害等級12級9号が認定されました。

相談・依頼のきっかけ

依頼者は、オペレーターのミスで労働災害の被害に遭ったことから、会社に対して損害賠償請求をしたいとのご希望で、当弁護士法人の事務所にご相談・ご依頼いただきました。

当弁護士法人の活動

当弁護士法人の弁護士は、労働基準監督署や労働局の情報開示手続をサポートし、労働災害の状況や依頼者の損害を裏付ける証拠資料を収集しました。
そのうえで、会社側との間で、損害賠償に関する示談交渉を開始しました。
これに対し、会社側も弁護士を立てたため、弁護士同士での交渉となりました。

当弁護士法人が関与した結果

当弁護士法人の弁護士が請求した損害賠償に対し、会社側の弁護士は、当初、低額の回答をしてきました。
当弁護士法人の弁護士は、粘り強く増額交渉を続け、最終的に賠償金800万円を支払わせる内容による示談解決に成功しました。

解決のポイント

クレーンでの作業中の労働災害は少なくありません。
会社側に安全配慮義務違反や使用者責任が成立し、損害賠償を請求できるケースが多いです。
本件でも、当弁護士法人が関与したことにより、相当額の賠償金を獲得することができました。
労働災害の被害に遭われた場合には、労働災害に詳しい弁護士にご相談ください。